日本列島域における先史人類史の総合的復元方法の研究

科学研究費補助金(学術変革領域研究(A))および(基盤研究(B))(領域・研究代表者:山田康弘)のブログです

保美貝塚から検出された盤状集骨の分析が最終局面を迎えています。

 保美貝塚から検出された盤状集骨葬例の整理と分析が進んでいます。

図面の整理もほぼ終了し、保美の盤状集骨葬例は少なくとも7基の盤状集骨が組み合わさってできたものだということもわかってきました。

 また、それぞれの盤状集骨の人類学的属性や年代などについても分析が進められ、縄文時代晩期における特徴的な墓制が解明されつつあります。

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出土した人骨とその出土状況を検討する設楽・近藤・水嶋の各先生方