保美貝塚C区の発掘調査を行いました。

この11月8日から，保美貝塚C－1・2区の発掘調査を行いました。
私たちの調査では，B貝塚に２×２mのグリッドを設定し，南北方向に数字の1・2・3・・・を，東西方向にアルファベットのA・B・C・・・を振り，B－1区のように表現しています。
C区は，盤状集骨葬例が検出されたB区の隣のグリッドです。調査目的は盤状集骨葬例に伴う柱穴などがないかどうか，確認することでした。
この地点ではかなり撹乱が進んでいて，明確な包含層を見いだすことはできませんでしたが，C－2区より，石皿状の石器が埋納された土坑１基を検出しました。また，盤状集骨葬例に伴うと思われる柱穴等は確認できませんでした。
これで，私たちの保美貝塚における発掘調査は，追加分もあわせてすべて終了です。今後は分析と整理作業にいそしむことになります。