日本列島域における先史人類史の総合的復元方法の研究

科学研究費補助金(学術変革領域研究(A))および(基盤研究(B))(領域・研究代表者:山田康弘)のブログです

日記

NHK Nらじ

5月29日,研究代表者の山田がNHK第一放送Nらじに出演し,縄文時代研究の意義についてお話してきました。詳しくは下記URLまでどうぞ https://www4.nhk.or.jp/nradi/24/

BayFMフリントストーンに出演しました。

5月18日に代表研究者の山田が,BayFM「フリントストーン」に出演し,縄文時代研究についてお話させていただきました。国立歴史民俗博物館第一展示室のリニューアルとともに,本研究の意義についても語ってきました。詳しくは下記URLまでどうぞ。 https://…

NHKカルチャーラジオ歴史再発見

研究代表者の山田が,NHKカルチャーラジオ歴史再発見にて,「縄文時代研究の最先端を探る」と題して全13回にわたってお話することになりました。 4月2日より,毎週火曜日午後8時30分からの30分番組です。 もちろん科研費の成果もお話いたします。 …

「アフリカ発掘 奇石の森に挑む」

研究代表者の山田が,以下の通りTV出演しました。 「アフリカ発掘 奇石の森に挑む」NHK-4Kの特集番組(フランス他との国際共同制作番組) 平成31年3月9日(土)18:00一18:59※再放送あり、インターネット配信あり https://www4.nhk.or.jp/P5613/x/2019-03-09/44/1…

放送大学クロス討論 再放送予定

研究代表者の山田が,放送大学のクロス討論に出演しました。第一回目の放送はどうやら好評だったようで,安心しました。 再放送は以下の通りです。 前編後編それぞれ45分の番組で,いずれもBS231です。 前編 2月3日20:15〜,および2月17日6:00〜 後編 2…

国際シンポジウム Jomon Transitision

この度,サイモン・ケイナー先生(セインズベリー日本芸術研究所)・リリアナ・ヤニク先生(ケンブリッジ大学),高橋龍三郎先生(早稲田大学)の企画によるJomon Transitionという国際シンポジウムがイギリス・ケンブリッジ大学において開催され,研究代表…

放送大学クロス討論

研究代表者の山田が,放送大学のクロス討論に出演しました。 縄文時代について語ったあと,他分野の方々を交えて,考古学×哲学×アートという分野で議論を行っています。 前編の放送が1月7日21:00からBS231で,後編が1月14日の同じ時間だそうです。 科研の研…

2018年12月9日研究会議

12月9日(日)に東京大学総合研究博物館にて科研費・歴博共同研究合同研究会を行いました。発表タイトルは以下の通りです。 ・山田康弘:これまでの埋葬小群に対する理解と年代測定による再検討 ・日下宗一郎:津雲・吉胡貝塚出土人骨の放射性炭素年代と食性…

2018アントロポスSEKIシンポジウム

12月16日にSGH事業に選定された岐阜県立関高校にて開催される「2018アントロポスSEKIシンポジウム」に,研究代表者の山田が参加することになりました。要項は以下の通りです。これも本科研費による研究成果の教育現場への還元の一環です。

2018年11月23日研究会議

11月23日に東京大学理学部2号館において,研究分担者による研究会を行いました。 当日の研究発表の内容は以下の通りです。 1)山田康弘:考古学・人類学・文化財科学の学際的研究による縄文社会論の再構築 2)太田博樹:伊川津・縄文人ゲノムから見た…

日本人類学会

10月19日に行われました第72回日本人類学会において,本科研の成果として以下の発表が行われました。 日下宗一郎「ストロンチウム同位体分析による移入者検出の展開」 山田康弘「人骨の年代測定による葬法および墓域構造の再検討」 日下宗一郎「津雲貝…

DNA分析用資料の取り上げ・取り扱い方法

北里大学の太田先生,金沢大学佐藤先生・覚張先生から,発掘調査時に出土した人骨等をDNA分析に掛ける際に注意すべき点,取り上げ方,取り上げ後の取り扱い方法についての一連の手順についてご教示いただきました。以下にその内容を転載しておきますので,お…

HPのタイトル変更および更新内容についてのお知らせ

この度,申請しておりました科学研究費補助金・基盤研究(A)「考古学・人類学・文化財科学の学際的研究による縄文社会論の再構築」が採択を受け,さらなる研究を行うことができるようになりました。 これに伴い従来より開設しておりましたHPのタイトルを一部…

科研費研究成果報告(簡易・WEB版)

科学研究費補助金(基盤研究(B)) 「愛知県保美貝塚出土資料に基づく考古学と人類学のコラボレーションモデルの構築と展開」報告(暫定簡易版) 研究代表者:山田康弘 研究分担者:設楽博己・茂原信生・山崎 健・山本直人・太田博樹・米田 穣・五十嵐由里…

日本考古学協会発表における研究発表

5月27日から29日の三日間にわたって,第82回日本考古学協会総会が東京学芸大学にて開催されます。 私たちの研究チームも「東海地方縄文時代晩期における抜歯習俗の再検討」というタイトルで,稲荷山貝塚出土人骨の年代測定結果に基づく発表を行います。 この…

盤状集骨葬例の分析が進んでいます

科研費の最終年度を迎えて,保美貝塚の整理作業の結果が次々とあがってきています。 たとえば,現場における検討および実測図をもとにした再検討の結果,盤状集骨葬例は,今回保美貝塚にて私たちが検出した多数合葬例の中に,なんと10例ほどが組み込まれてい…

拙著『つくられた縄文時代』についてあれこれ

11月27日に新潮社から『つくられた縄文時代 日本文化の源像を探る』という書籍を刊行することができました。刺激的なタイトルと,何じゃこりゃという帯のためか,そこそこ売れ行きは良いようです。 心配なのは,こういったタイトル等がつくと,いわゆる「暴…

第99回歴博フォーラムは無事に終了いたしました。

第99回歴博フォーラム『縄文時代・文化・社会をどのように捉えるのか?』は,満員御礼の中,無事に終了することができました。皆様のご協力にあつくお礼申し上げます。 今回のテーマがテーマでしたので,「着地点をどこに求めるのか?」「今回のフォーラムで…

第99回歴博フォーラム予定人数に達しました。

12月6日に予定しております第99回歴博フォーラム「縄文時代・文化・社会をどのように捉えるか?」は,お陰様をもちまして,予想外に早く定員に達し締め切りとさせていただきました。 なお,当日の内容は,後日歴博フォーラム本として刊行される予定です…

第99回歴博フォーラム開催のお知らせ

本年12月6日(日)に明治大学リバティタワー1031教室におきまして,第99回歴博フォーラム『縄文時代・文化・社会をどのように捉えるか?』を開催いたします。 定員は240名で,事前申し込み制となっています。すでに70名を超える方が申し込みをされていらっし…

第69回日本人類学会における研究発表

本年10月9日~12日にかけて,東京の産業技術総合研究所において,第69回日本人類学会大会が開かれます。 今回の人類学会では,本科研費に関する研究として以下の3本が発表される予定です。 A-5 渥美半島における縄文時代人骨の古代DNA分析 ○覚張隆史(北里…

西尾市枯木宮貝塚の資料

先日,西尾市の枯木宮貝塚の資料を拝見してきました。お仕事自体は西尾市史関係のものですが,同時に今回の科研費による研究ともなるものでしたので,ここにあげておきたいと思います。 左の写真は枯木宮遺跡出土9号人骨に確認できる叉状研歯です。上顎左右…

保美貝塚調査チームによる研究会を開催しました。

8月9日(日)に,東京大学法文1号館におきまして,保美貝塚調査チームによる研究会を行いました。 発表内容につきましては,以下の通りです。 山田康弘「保美貝塚における2014年11月の調査報告」 設楽博己「保美貝塚における盤状集骨葬の埋葬プロセス」 水嶋…

古墳時代シンポジウムのお知らせです。

共同研究者の谷畑美帆さんから,シンポジウムのご案内を頂きました。 なかなか面白そうな研究会です。人類学的な情報と考古学的な情報をつき合わせて,研究を推進するスタイルは,私たちと共通するものがあります。ご盛会をお祈りいたします。

保美貝塚が田原市指定文化財となりました

うれしいニュースが届きました。 この度,私たちのチームが調査してきた愛知県田原市保美貝塚が,市の指定文化財に登録されました。市教育委員会の増山さんのご尽力の賜物です。 今回の指定範囲は,八幡の森の周辺および私たちが調査したB貝塚付近です。これ…

保美貝塚のミニ展示を行っています。

私たちが行いました保美貝塚の発掘調査の成果を,田原市中央図書館において,全国に先駆けて,パネルによるミニ展示という形で発表しています。 今後は,田原市内の他の図書館を順次巡回する予定です。田原市の増山さん,ご協力どうもありがとうございます。…

保美貝塚出土盤状集骨葬例の年代

私たちの発掘調査によって出土した盤状集骨葬例の炭素14年代測定値が報告されてきました。 それによると,盤状集骨葬例に含まれていた11体において年代測定が行われ,大体3000BP位の測定値になるようです。 また,これらの集骨に含まれていた人々は,長くと…

人骨の解体痕跡か?

保美貝塚出土人骨の分析が進んでいます。 写真は,今回の発掘調査で確認された盤状集骨葬例に含まれていた大腿骨です。近位側の大腿骨頭と大腿骨頸の間くらいのところに,サヌカイト?のフレーク?が食い込んでいるのが見つかりました。 果たして,人骨の解…

『松江市史 通史編』刊行のお知らせ

この3月末に,『松江市史・通史編1 自然環境・原始・古代』が刊行されます。 「縄文時代」の執筆を担当させていただきました。 私の場合,職場の移動をはさみ,足掛け5年にもわたった仕事でしたが,それだけに感慨深いものがあります。 著者割がきくようで…

保美貝塚C区の発掘調査を行いました。

この11月8日から,保美貝塚C-1・2区の発掘調査を行いました。 私たちの調査では,B貝塚に2×2mのグリッドを設定し,南北方向に数字の1・2・3・・・を,東西方向にアルファベットのA・B・C・・・を振り,B-1区のように表現しています。 C区は,盤状集骨葬…