日本列島域における先史人類史の総合的復元方法の研究

科学研究費補助金(学術変革領域研究(A))および(基盤研究(B))(領域・研究代表者:山田康弘)のブログです

2021-01-01から1年間の記事一覧

シンポジウム:骨考古学による縄文社会論の構築-伊川津・保美貝塚出土例を中心に-

10月10日は日本人類学会第75回大会でした。 私たちのチームは骨考古学分科会との共催で一般シンポジウム「骨考古学による縄文社会論の構築ー伊川津・保美貝塚出土例を中心にー」を行いました。 演題は以下の通りです。 S1 山田康弘:趣旨説明・愛知県伊川津…

科研費研究会・打ち合わせ

本科研の研究会・打ち合わせを9月11日・18日の両日に行いました。参加者は、研究分担者・研究協力者の方々で、次世代を担う大学院生の方も3名ほどいらっしゃいました。 メインの内容は、現在の進捗状況の報告と共に、10月9〜10日に開催される第75回日本人類…

これまでの研究成果と学会発表、論文公開

本科研も4年目、最終年度に入りました。そろそろ収束を考えないといけませんので、これまでの研究成果をまとめてみました。全てを網羅したわけではありませんが、考古学と人類学のコラボレーションによるBio-Archaeologyの研究手法・枠組みは、本研究でほぼ…

第75回日本人類学会におけるシンポジウムの開催決定

本科研費による研究活動の一環として、第75回日本人類学会におきまして、一般シンポジウム「骨考古学による縄文社会論の構築-伊川津・保美貝塚出土例を中心に-」を開催できることになりました。日時、発表者、タイトルは以下の通りです。 シンポジウム:骨…

日本考古学協会第87回総会研究発表

少し前の話になりますが、5月23日に専修大学生田キャンパスにて行われた日本考古学協会第87回総会にて、山田と分担者の先生方とで、遺跡人骨における年代測定の重要性について発表を行いました。 山田康弘・日下宗一郎・米田 穣・坂上和弘・水嶋崇一郎 「縄…

古作貝塚出土人骨の年代再検討

千葉県古作貝塚からは合計で20体以上の縄文人骨が出土しています。これらの人骨群の年代については千葉県西広貝塚の事例とともに、第73回日本人類学会にて発表を行っています(山田康弘・米田穣・平田和明・水嶋崇一郎2019「西広貝塚・古作貝塚出土人骨の年…

昨年度の研究業績など

コロナ禍によって、科研の研究自体もかなり停滞してしまいました。 それでもメンバーの皆さんのご活躍もあり、研究業績は積み上がっています。本科研に基づく2020年度の業績で、山田がなんらかの形で関与したものを挙げておきます。 論文 ・Takashi Gakuhari…