本日は、宮城県東松島市にある奥松島縄文村歴史資料館にうかがいました。
ここは有名な里浜貝塚のあるところです。里浜貝塚寺下囲地点からは、1918年に松本彦七郎博士が発掘調査を行い、16体の埋葬人骨が地点的にまとまって出土しています。この人骨群をめぐって、古くから多くの考古学者・人類学者が研究を行ってきました。その意味で縄文墓制研究のベンチマークとなるような場所です。
今回、里浜貝塚と室浜貝塚から出土した人骨を実見させていただき、抜歯など様々な属性を確認することができました。
資料的にも大変興味深く、今後様々な分析・検討をさせていただければと思います。