日本列島域における先史人類史の総合的復元方法の研究

科学研究費補助金(学術変革領域研究(A))および(基盤研究(B))(領域・研究代表者:山田康弘)のブログです

朝日カルチャーセンター講座のお知らせ

この度,朝日カルチャーセンター新宿にて,以下のような連続講演会を行うことになりました。よろしければお越し下さい。


日本考古学セミナー  骨が語る縄文人とそのくらし -愛知県保美貝塚の発掘を通じて-

 3年前から発掘調査をおこなっている愛知県田原市保美貝塚から、一つの場所に少なくとも10体の縄文人を埋葬した墓が発掘されました。縄文晩期、今からおよそ3000年前の墓です。縄文人は、どのような人々だったのでしょうか。それを解明するためのもっともよい手がかりは墓と人骨ですが、保美貝塚の発掘により格好の材料が得られたといえるでしょう。
 本講座では、保美貝塚の発掘調査のプロジェクトメンバーが、保美貝塚人の形質的な特徴、彼らの暮
らしぶりはどのようなものだったのか、 なぜ10体も一緒に埋葬されたのかなど、いろいろな角度から掘り下げ、縄文人のなかで保美貝塚人がどのような人々だったのか、考える手がかりにしたく思います。                                         
 月日 テーマ
1 7/12 なぜ保美貝塚を発掘したのか(国立歴史民俗博物館・山田 康弘)
2 7/26 保美貝塚人はどのような人だったのか(京都大学名誉教授・茂原 信生)
3 8/09 分子から読み解く保美貝塚人の生活(東京大学総合研究博物館・米田  穣)
4 8/23 保美貝塚人はどのようなものを食べていたのか(奈良文化財研究所・山崎  健)
5 9/06 縄文人の病気と怪我(明治大学文学部・谷畑 美帆)
6 9/27 保美貝塚人は骨をどのように扱ったか(東京大学大学院・設楽 博己)

詳細は,朝日カルチャーセンター新宿のHP(検索してください)をご覧ください。