古作貝塚出土人骨の年代再検討
千葉県古作貝塚からは合計で20体以上の縄文人骨が出土しています。これらの人骨群の年代については千葉県西広貝塚の事例とともに、第73回日本人類学会にて発表を行っています(山田康弘・米田穣・平田和明・水嶋崇一郎2019「西広貝塚・古作貝塚出土人骨の年代測定値からみた埋葬小群の形成過程」『第73回日本人類学会大会』11月)。
しかしながら、1体だけ全体的な傾向から大きく外れた事例がありました。その再検討を行うために、聖マリアンナ医科大学の水嶋先生と東京大学総合研究博物館の米田先生とともに、新たな、そして確実なサンプリングを行いました。この結果次第では、縄文墓制上の新発見となるやもしれません。結果が楽しみです。