少し前の話になりますが、5月23日に専修大学生田キャンパスにて行われた日本考古学協会第87回総会にて、山田と分担者の先生方とで、遺跡人骨における年代測定の重要性について発表を行いました。
山田康弘・日下宗一郎・米田 穣・坂上和弘・水嶋崇一郎
「縄文墓制研究における人骨年代測定の重要性について」
これは考古学的には同時期に見えても、年代を測定してみると、大きくずれる事例が相当数あるとということを指摘したものです。墓制や墓域構造の研究を行う上で重要な時期決定については、人骨周辺の土器のみで時期決定を行うのではなく、様々なアプローチによる慎重さが求められるということです。