日本列島域における先史人類史の総合的復元方法の研究

科学研究費補助金(学術変革領域研究(A))および(基盤研究(B))(領域・研究代表者:山田康弘)のブログです

昨年度の研究業績など

コロナ禍によって、科研の研究自体もかなり停滞してしまいました。

それでもメンバーの皆さんのご活躍もあり、研究業績は積み上がっています。本科研に基づく2020年度の業績で、山田がなんらかの形で関与したものを挙げておきます。

 

論文

・Takashi Gakuhari, Shigeki Nakagome, Yasuhiro Yamada, Hiroki Oota et al.
Ancient Jomon genome sequence analysis sheds light on migration patterns of early East Asian populations Communications Biology 3, 1–10, 25 August.
DOI https://doi.org/10.1038/s42003-020-01162-2

 

研究ノート等

・「中峠遺跡第8次調査第1号住居址内における人骨の出土状況について」『下総考古学』第25号,212−216頁,5月。
・「洞窟遺跡の墓制」水ノ江和同編『季刊考古学』第151号,63-65頁,4月。

 

学会発表(資料が公開されたもの)

・「岩手県蝦島貝塚および岡山県彦崎貝塚土人骨の年代測定による墓域構造の検討」『第74回日本人類学会大会プログラム・抄録集』(米田穣・坂上和弘と共同発表)
・「縄文時代におけるいわゆる「廃屋墓」をめぐる諸問題−姥山貝塚・加曽利北貝塚検出例を中心に−」『日本考古学協会第86回総会研究発表要旨』、70−71頁,6月。

 

リーフレット・小冊子など
・「最新の研究成果から見えてきた縄文時代の社会」『令和2年度山野貝塚講演会 山野貝塚のこれからを探る』袖ケ浦市教育委員会、9-12頁、1月。
・「弥生時代の家族と社会−弥生時代前期の墓からみた人のつながり−」『第4回とっとり弥生の王国シンポジウム 倭人のつながり』鳥取県立むきばんた史跡公園,7-12頁,3月。