各遺跡出土人骨の年代測定結果が続々上がってきています
科研2年目も大詰めです。
今年度も重要な遺跡の人骨資料の年代測定結果が上がってきています。
たとえば,岡山県津雲貝塚・彦崎貝塚・涼松貝塚出土人骨や岩手県蝦島貝塚出土人骨,愛知県保美貝塚A地点出土人骨,千葉県西広貝塚・古作貝塚出土人骨などです。
いずれもこれまでの墓制研究で取り上げられてきた重要な資料です。
これらのうち,千葉県西広貝塚と古作貝塚の事例については,昨年10月に佐賀大学で行われた日本人類学会にて発表を行っています。
中には驚きの結果となった資料もありますが,逐次日本考古学協会および日本人類学会等で発表していく予定です。
また,津雲貝塚出土資料については,人骨の年代測定値およびそれからみた埋葬小群の形成過程について,今年度末に刊行予定の津雲貝塚総括報告書に掲載される予定です。