日本列島域における先史人類史の総合的復元方法の研究

科学研究費補助金(学術変革領域研究(A))および(基盤研究(B))(領域・研究代表者:山田康弘)のブログです

公開シンポジウム「ライフヒストリー:サルとヒトの誕生・成長・死」が開催されます

10月30日に公開シンポジウム「ライフヒストリー:サルとヒトの誕生・成長・死」が開催されます。私も登壇いたします。内容は以下の通りです。

 

科研費プロジェクト「社会性の起原と進化:人類学と霊長類学の協働に基づく人類進化理論の新開拓」では、霊長類学,生態人類学,文化人類学,そして考古学の視点から,ライフヒストリーを考え,比較検討を行います。具体的な討論テーマとして,1.ライフヒストリー,2.成長育児,3.死生観の三つを設定しました。ライフヒストリーとライフイベントについて,霊長類,先史人類,現生人類それぞれの特徴や共通点を洗い出し,それによって,ライフヒストリーとライフイベントを進化史的に考察し,さらには社会性の考察を深めることを目的とします。

 

公開シンポジウム「ライフヒストリー:サルとヒトの誕生・成長・死」

■10月30日(日)13:00〜18:00

■オンライン(Zoom)

■参加費:無料

■参加登録:以下のURLから登録してください。

https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZUrce-trT0sEt2R4PutZP13TqG836Z3meXH

 

【プログラム】

司会:五十嵐由里子

13:00-13:05 河合香吏(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所) 挨拶 13:05-13:20 五十嵐由里子(日本大学) 趣旨説明

13:20-13:40 デイビッド・スプレイグ(農業・食品産業技術総合研究機構) 霊長類のライフヒストリー

13:40-14:00 山田康弘(東京都立大学縄文人ライフヒストリー

14:00-14:20 松本卓也信州大学チンパンジーの離乳とヒトのチャイルド期について:生活史の種間比較はどのように可能か?

14:20-14:40 山内太郎(北海道大学) 狩猟採集民の子どもはどのようにして大人になるのか:育児協働と子どもの狩猟採集活動

15:00-15:20 西江仁徳(京都大学日本学術振興会チンパンジーは<死ぬ>のか:チンパンジー死生学再考

15:20-15:40 山田康弘(東京都立大学縄文人の死生観

15:40-15:55 内堀基光(放送大学一橋大学名誉教授) コメント1:死者の誕生について(現生人類と現代人)

15:55-16:10 五十嵐由里子(日本大学) コメント2:先史人類の出産育児

16:10-16:25 西井凉子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)

コメント3:現代タイにおける死生観

16:45-18:00 総合討論

司会:五十嵐由里子

 

大変興味深いシンポジウムで、第一線で活躍されている先生方のご発表と討論は、私もワクワクしています。